2023.12.29更新

みなさんこんにちは!
早いことに2023年も終わりを迎えようとしています。お正月といえば美味しいものをみなさんたくさん食べると思いますが食べた後はしっかり歯磨きをしないと
こんなリスクがある事をお話していきます。

今回は歯を失う原因についてです。
主に歯を失う原因は2つあり
1つ目が虫歯、2つ目が歯周病になります。

一般的に歯は奥歯から失われる傾向にあり、
比較的若いうちはむし歯で失われる場合が多いのですが、残った歯が少なくなるにつれて歯周病で失われる歯が多くなります。
歯を失うリスクの高い歯は・・・
・治療をしていないむし歯がある歯
・被せ物が入っている歯
・部分入れ歯の金具がかかる歯
・歯周疾患が進行している歯
などです。

2018年に全国2,345の歯科医院で行われた全国抜歯原因調査結果では
歯が失われる原因で最も多かったのが
「歯周病」(37%)
「むし歯」(29%)
「破折」(18%)
「その他」(8%)
「埋伏歯」【注】(5%)
「矯正」(2%)の順でした。
このうち「破折」の多くは、外傷など物理的に非日常的な大きな力が作用したものではなく、無髄歯(神経をとった歯)と考えられ、原因は「むし歯由来」とみなすことができますので、「むし歯由来」は47%となり、抜歯の最大原因となります。
抜歯原因を年齢階級別にみますと、「歯周病」と「破折」による抜歯は中高年、「埋伏歯」と「矯正」は若い年代に多く、「むし歯」はどの年齢層でも多くなっています。

このように歯周病と虫歯は歯を失う大きな原因になっています。
虫歯を放置してしまい進行が大きくなった場合は神経をとらなくてはいけなくなる。さらに進行している場合は
歯を抜かなければいけなくなる。
歯周病も同じように進行してしまうとクリーニングのみでは対応できなくなり外科処置が必要になる。
大きく進行してしまっている場合は歯を抜かなければいけなくなる。

普段気にせず食事ができていても虫歯や歯周病は
誰にでも起こりうる事です。
一度治療をしたとしてもお口の中に細菌はたくさんいるのでまた虫歯や歯周病になるリスクは決して低くありません。むしろ一度治療をして歯を削ってしまうと
歯の質が落ちてしまうため虫歯の再発リスクは高くなります。
歯が痛くないから歯医者に行かなくていいや。
治療終わったからもう歯医者に行かなくてもいいや。
なんて思っていませんか?
ご自身の歯で長くお食事をするためには定期的なケアや
検診などのチェックが必要です。
当院では虫歯や歯周病のチェックなどだけではなく
1人1人の噛み合わせの状態などをみて
ベストな治療法を先生が提案した上で選択していただき治療に入ります。

あまりお口の中に関心がなかった方でも実は虫歯があったり歯周病が進行しているかもしれません。

しばらく歯医者に行ってない方、虫歯が気になる方
などお口の中の状態が気になる方はぜひ一度
診察をしてみてください。

 

遠藤歯科医院 大和

井澤

投稿者: 遠藤歯科医院

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