お口の中の遺伝

こんにちは!
もうすっかり寒い季節になってしまいましたね...
かとおもえば今年もあと1ヶ月半になってしまいました!
今回は歯周病や虫歯は親からの遺伝でなりやすかったりなりにくかったりするのかという事についてお話ししていきたいとおもいます。
まず結論から話すと...
「歯や歯肉の強い弱いが遺伝するかどうか?」の答えは
YESでありNOでもあるのです。

まずは、なぜYESなのか?
それは、歯周病の直接的原因は細菌だといわれています。
親子で歯周病細菌が住みやすいお口の中の環境が遺伝したり、親から子へと細菌感染が起こったりすることは十分考えられるといわれています。
虫歯については、子は親と同じような食生活や生活環境になりやすいです。
結果、親に似て虫歯になりやすいという状態につながると考えられています。
次に、なぜNOなのか?
細菌や生活環境だけが虫歯や歯周病を発生させるわけではありません。
タバコやストレス、薬の長期使用、老化、歯並び、噛み合わせも原因となります。
また、糖尿病や白血病は特に歯周病が発生しやすい病気だといわれています。
これらは遺伝とは直接関係なく、身の回りの要因が症状を増長させるといわれています。
正直、このようなことがいわれていると歯を一生懸命磨いていても虫歯や歯周病になる人もいれば、磨かなくても大丈夫な人もいる。
「不公平だ!矛盾してる!」と思う方もいるとおもいます。
ですが自分が虫歯や歯周病になりやすい、またなりにくいんだと思い投げ出してしまうと歯周病や虫歯になってしまって最悪の場合歯を失ってしまう可能性ももあります。
なのでしっかりとご自身でのセルフケアと歯医者でのメインテナンスで歯周病の進行や虫歯の予防に努めていくためにも歯医者さんに定期的に受診することをおすすめします。


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遠藤歯科医院 井澤